こんんにちは♪なべまりです(*^-^*)
Twitterでのお問合せの事
最近TwitterからのDMでのお問合せも増えてます。
中学生や高校生で、吹奏楽部に所属の方からの、クラリネットに関するご質問や、保護者の方からのレッスンについてのご質問などなど。
ありがたい限りです(^^♪
おかげ様で、私も段々と仕事も多忙になってきており、返信が遅くなったり、してしまう場合もあります・・。
でも出来るだけお返事できるように努力しますので、お許しいただければ幸いです。
で、そのSNS絡みで、一点だけお願いがあります(+o+)
DMなどであまりにも常識のない場合や、『はじめまして』の方なのに、挨拶もなく、いきなり短文で質問だけ送られてくる方、、
そういった方への、ご返信は控えさせて頂いております。
SNSの普及により、簡単に色んな人と繋がれる時代。
ですが、『人と人との関わり』と言う意味では、今も昔も変わりない物があると思います。
私は頂いたご質問には、誠心誠意、お答えしたいと思っているんです。
なので、あらゆる状況を想像して、考えられる解決策や、アドバイスをさせていただいています。
これもご縁だからです。お金を払ってる、払ってないは関係ない話です。
文章で説明する事と言うのは、(文章でなくてもそうだけど)、誤解を与えない様に、しっかりと、私がイメージしている事が伝わる様に、
色々と私なりに配慮して、文章を作っています。
なので、DMでのちょっとした質問にも、返信するのに、2時間とか、かけたりして文章を作る事も、中にはあります。
その点もご配慮いただけて、人として礼儀をわきまえていらっしゃる方には、もちろん喜んで、私に出来る範囲でお力になりたいと思っています。
はい(´・ω・`)
珍しく、少々苦言じみた事言ってみましたが。。(^-^;
でも、なんでも簡単に情報とか手に入る時代だからこそ、そういう、人に何かお願いする時の基本とか、相手にかかる手間などをちょっと想像してみるとか。。
それをちゃんと押さえておくだけで、使う言葉も変わって来ると思う訳です。。
で!(/・ω・)/
気を取り直して。本日の話題。
似たような事で悩んでいる方がいるに違いない!
私にわざわざご質問のメッセージを送ってくれる中学生や高校生の方がいる!と言う事は、
皆さん、似たような内容で悩んでいる方も他にもいらっしゃるのでは??
と思いまして(*´ω`)
中高生で、知らない人に、しかもその分野の専門の人にDM送るって、中々、真剣に楽器と向き合ってる人でないとやらないと思う訳です(*´ω`)
で、そんな頑張っている方達のお力になりたい!
と言う事で、
ご質問頂いた内容を、ブログ内でもシェアする事にしました!
ではさっそく♪( *´艸`)
頂いたご質問は…
生音ってどうやったら直せますか?
はい。
『生音』って、言葉自体聞いたのが久しぶり過ぎたのですが…
私が高校生の頃、誰かが何かでちらっと『生音』がなんちゃらかんちゃら、、
って話をしてたような、してなかったような。。。(@_@)笑
なにせ、私が高校生の頃って、前前前世くらいの記憶だからさ(~_~;)
コホン。
本来『生音』って、録音とかしていない、その場で演奏されている『生の演奏の音』とか、
『電子楽器で編曲した音ではなく、それぞれの楽器本来の音そのままの演奏』とか、
そういった意味で使われていると思うんですね。
それが一部で、(吹奏楽だけかな?)『芯のないピャラピャラした音』、『キーキーした耳に付く音』、『クラリネット本来の深みのある音ではない音』…
みたいな意味で使われている事があるようです。
今回ご質問頂いたのは中学生の方からでしたので、中学校の吹奏楽部のクラリネットパートの方向けのアドバイス、という観点で回答を考えました。
音色を改善する方法は、もちろんこれだけではなく、レベルによっても、使っているセッティング(楽器、バレル、マウスピース、リガチャー、リードなど)や、吹いている方の癖、身体の構造などによっても、全然違うアプローチ方法が存在します。
なので、どなたにでも当てはまるものではないですが、
このアプローチ法で、音色だけでなく、
単純に『吹きやすくなった!』
などの効果を得られる場合も
ありますので、
簡単な方法なので、
ぜひ試してみてくださいね♪
それでは、以下がご質問に対する私の回答です♪
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
こんにちは!メッセージありがとうございます。
ご質問は『生音をどうやって直すか』、と言うことですが、恐らく『芯のないピャラピャラした音』を直したい、という事なのかな?と思います。
いくつか考えられる理由と対策があるので、クラリネットパートの方、一人一人、音色の直し方のアプローチは変わってくるかも知れません。
ですので、実際にレッスンなどで見させていただかないと、はっきりした事は言えないので、その点はご了承くださいね。
その上で、せっかくご質問頂いたので、音色改善に有効かな?と思える、練習方法やチェックする事をいくつかお伝えしますね。
対策①
■まずリードの取り付け方です。
マウスピースに対して、真っ直ぐ中央に左右バランス良く、きちんと付いているか、これを繊細にチェックしてみて下さい。
ちょっと曲がってリードが付いてるだけで、バランスが崩れ、音色も乱れる場合があります。
髪の毛の太さ1本分左右どちらかにずれてるだけでも、全然変わります。
対策②
■リードを取り付けた時、リードの先端はどの辺りにありますか?
リードを取り付けたマウスピースを、目の前で真っ直ぐ見た時、リードの先端はマウスピースの先端より髪の毛一本分、下がっているのが良いと、一般的に言われます。
マウスピースの先端の黒い部分が、リードの先端より飛び出ているという事です。
ただ、これが、要注意です。
音がぴゃらぴゃらする場合、リードの位置が下がりすぎている可能性があります。
最大下げても髪の毛(←太目の)一本分※です。それ以上下げると、音色が荒れてきます。
なので、リードの取り付ける位置を少し上げてみて、試しに吹いてみてください。
※B♭管の場合は髪の毛1本分。バスクラは1mmくらいあけても大丈夫です。
対策③
■高音が特にピャラピャラする場合のお話をします。
高音(ここではレジスターキーを押す音の事とします)は『高い音を出そう出そう!』とするばかりに、どうしても『高音を狙って当てに行ってしまう』事が多くあるように感じます。
これが、本来のクラリネットの音色を左右する原因にもなります。『本来の音の鳴りどころ』よりも、高い音を狙って吹いてしまうんですね。
すると、芯のない音になってしまいます。
これを改善する練習方法は、
①下の音域をロングトーンで伸ばした後、スラーでレジスターキー(左手親指)を押す。
②この時、下の音を伸ばしたままの息の圧力を保つように意識するんです。
【例】
下のドの音(チューニングのB♭より1オクターブ下の音)を適度に(mfで)伸ばす
↓↓↓↓
レジスターキーを押して上のソの音を出す
この時、上のソの音を出そうとするのでは無く、あくまで『私は下のドの音を伸ばしてるだけ〜〜♪』のつもりで吹く(笑)
親指をちょっと動かすだけ(レジスターキーを押すだけ)で、他は何も変えないんです。
特に口の噛み具合や舌の位置、息の圧力も変えない様に気を付けます。
これを
ド→ソ
レ→ラ
ミ→シ
他にも、
(下の)シ→ファ♯
(下の)ラ→ミ
などなど。
レジスターキーを離した音→→レジスターキーを押す音
への移行の練習をしましょう。
これで、高音の音の当てどころを掴む練習をしてみましょう。
音色だけで無く、リードミスの改善や、音程の改善にも繋がる練習ですので、ぜひやってみて下さい♪
この練習をすると、『高音って思ってた程、高くないんだ!!』と言う事に気付けるかと思います。
対策④
■なかなか難しいかもしれませんが、上でお話しした練習を、出来れば一人で音を出せる環境で、自分の耳で自分の音を聴きながらやってみる事をお勧めします。
パート練習の時に、一人ずつ音を確認する時間を設けるのも良いですね。
自分の音色と言うのは、吹奏楽部などの大人数の中で吹く事に慣れていると、
自分の音を聴く事に慣れていない場合があります。
自分のクラリネット音と言うのは、声と一緒で、身体に触れている楽器から音が発生している為、
身体の振動も加わって、骨伝いにも、伝わってくるため周りで聴いている音と、吹きながら耳から聞こえてくる音に若干の差があります。
そこでおすすめなのが、少し広い場所で1人で吹く
と言う事。
1人で吹いて、注意深く音を聴いてみると、壁などに音が反響して、返って来る音まで、しっかり聴けるようになります。
そうすると、自分の音の『聴き方』や『聴こえ方』が変わってきます。
私も『自分の音が、あまり好きじゃない期間』というのが過去にありました。
今はそんな事はありません。
『しっとりとした良い音色ですね』と褒められる事も多いですが、
『自分の音が好きじゃなかった時期の音』と『今の音』
比べてもそんなにそんなに、大きな変化があったとは思いません。
もちろん、成長した部分はあるとは思いますがそれよりも大切、重要なのは、
自分の音の聴き方が変わり、好きな演奏家のCDの聴き方が変わり、
『自分の好きな音の傾向が変わった』と言うのが正しいかと思います。
自分の音色が好きになれない方は、是非参考にしてみてくださいね♪
だいぶ長くて、分かりにくくなってしまい、すみません。。
頑張ってくださいね!!
応援しています(≧▽≦)
渡部
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
以上です♪
音色がそんなに悪くない方でも、この対策③の練習は、よりクリアな芯のあるしっかりした音を出す練習に有効だと思います。
気が向いたら試してみて下さいね(^^♪
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