11月頭に、『なべまりに書いて欲しい記事』を募集しました。皆さんの日頃からのお悩みを募集し、多かった声に応じて記事を書こう♪と言う今回の企画★
正直、お問合せ&質問が全然無かったらどうしよう……(*´Д`)と、かなり不安でしたが、とても研究熱心な方々から、コメント多数いただきました(^^♪励ましのお言葉も頂き、またこれからの原動力にもなりました♪ありがとうございました!!
多かった悩みは…リードミス&音色について
ではさっそく内容に入っていきます♪
●リードミスを無くしたい
●音色をもっとキレイに出したい(特に高音)
と言うお悩みが多く見られました。
実はこれ、違う悩みの様で、同じ練習法で改善が出来ます♪
一応今回は、リードミスについて重きを置いた記事にしますが、同じ練習方法で、高音の音色の改善も見込めますので、ぜひ試してみて下さいませ(*’▽’)
リードミスはなぜ起きるのか?
お馴染みになりました、この自問自答(笑)
『なぜなのか?どうしてか?』『なぜその練習が必要か?』を考える事を大切にしています。
理由が明確になれば、判断が的確になり、練習効率も上がり、モチベーションも上がります(´▽`*)良い事ずくしっ♪
と言う事で、お付き合いくださいませ(´・ω・`)
手っ取り早く練習方法だけ知りたい方はコチラ♪
リードミスの音は倍音が鳴ってるだけ
倍音という言葉は、ご存知でしょうか?初めて聞くという方はググってみて下さいませ(´・ω・`)きっと意味不明でますます分からなくなります…(笑)
私も難しい理系の話は出来ませんが、、
音と言うのは振動ですよね?φ(..) その振動数に応じて高い音や低い音が出ます。
『この音を出したい』という意図した振動数よりも、多い振動数になってしまい、高い音が出てしまう…
これがリードミスとなって、『ピヒャっ!』とか『キーっ!』とか『ピーっ』とか鳴る訳です。
ちょっと分かり難いですね(´・ω・`)具体的にクラリネットの楽器を例に踏み込んでみましょう♪
クラリネットは管弦楽器の中でも特に音域が広い楽器です。
クラリネットを吹く時、『この音はこの指使い』とある程度決まっていますよね。
指使いが合っていれば、どの音も練習すれば出る楽器です。
ですが…
クラリネットも金管楽器の様に、同じ指使いで、倍音をいくつか出す事が出来る楽器なんです!!Σ( ̄ロ ̄;ノ)ノ
出したい音より、上の音域の倍音が鳴ってしまう事を、俗に『リードミス』と呼ぶのです。
リードが薄いとリードミスが鳴りやすいの?
『3番のリードの方が、3 1/2番(3半)のリードよりもリードミスが鳴りやすい気がする!』
↑こんなコメントも頂きました。
最終的な目標としては、リードが薄くてもリードミスをしない様、コントロールが出来る様になる事♪
だとは思いますが、その練習方法の前に、もう少し仕組みを掘り下げて考えてみましょう。
3 1/2番のリードより3番の方が、リードミスをしやすい場合がある、、これには根拠があります。
理科の授業を思い出してみて下さい(*’ω’*)
高い音は、より多い振動数により出ますよね?
ざっくり言うと、薄い3番のリード方が振動しやすい為、高い音域の波形に同調し、指使いによって下の音域を出そうと思っていても、リードミスとして上の音域が鳴ってしまう、
と言うのが、大まかな仕組みです(´・ω・`)ほんとにざっくりですが…(^-^;
逆に、3 1/2番のリードは3番より厚め(または硬め)である為、振動させるのにそれなりの息圧をかけないと振動してくれません。
なので、厚め(硬め)のリードはリードミスは起き難い反面、『重い』感じがして苦しかったり、息(ブレス)が短くなったりする訳です(^^♪
で、リードミスの解決方法は?(*‘∀‘)
じゃあ、リードミスを無くすために具体的にどうすれば良いか、、(。-`ω-)
大まかに↓の三つのアプローチが考えられます。
1.音域毎の『音の当てどころ』に正確に当てる練習をする
2.リードの調整
3.アンブシュアの見直し、楽器のセッティングの見直し
2と3は、中々文章のみでお伝えするのが難しいので、今回はこの三つの内、1のアプローチ方法を詳しくご紹介していきます。①だけでも改善は大いに見込めますよ(^_-)-☆
音域毎の『音の当てどころ』に正確に当てる練習
先程のお話で、出す予定の音より高い音域の音が出てしまうのは、ただ単純に『ミスとして捉える』のではなく、物理的にあり得る事なんだと分かりました。
じゃあ、各音域毎の『音の当てどころ』に正確に当てる練習をすれば、自然とリードミスも減る訳です。
では、具体的に練習方法を見てみましょう♪(^^♪
①レジスターキーで補助して倍音を出す練習
例えば…
まず左手の指だけで押さえる下のドの音を吹く↓
その指に左手の親指でレジスターキーをプラスで押すと、上のソの音が出ますね↓
それにさらに(本来の指使いでは存在しないですが)左手の人差し指で横のソ♯キー、(写真の赤く塗られたキー)をプラスで押すと、更に上のミの音が出ます。※正確に言うと、ミに近い音程が出ます↓
分かりにくくてごめんなさいm(_ _)m
赤く塗られたキーは本来のミの指使いではありませんが、今回は倍音練習用に使います。
これらの練習では、基本の指使いにキーをプラスして押していく事で倍音を鳴らしている事になります。
まずはこれをやってみましょう(´▽`*)
同じ要領で、#ド→#ソ→#ミ(ファ)もやってみます♪
→ → → →あくまで三つ目の指使いは倍音練習用ですので、普段使いはしないで下さいね★
同じ要領で、下のシ、ド、ド♯、レ、レ♯を、基準の指使いとして倍音の練習が出来ます。
全部の楽譜は載せませんがこんな感じ。
上の※の音はあくまで目安です。この音に近い音が出ます。この練習では音程は気にしなくて良いでしょう。(*’ω’*)
②レジスターキー無しで、基本の指使いのまま、タンギングだけで切り替える練習
ではここからがこの練習の要(かなめ)です(´・ω・`)
この基本のドの指使いから一切変えずに、タンギングと息のスピード、アンブシュア
の下唇のリードに当てる位置の変化だけで、上のソ、上のミを出しますΣ(゚Д゚)
ドの指使いのまま…
とを出す練習です。
最初は難しいとは思いますが、慣れれば出来るようになります♪
もし難しければ、①の練習で押したレジスターキーを一瞬押してからすぐ離して、ソの音を保つ、上のミも同じ様にキーを押してすぐ離す…
を繰り返してみましょう(*’ω’*)
徐々に感覚がつかめて来るかと思います。
私は舌の位置を微細に変化させる事で、これらの音が出しやすい様に感じます。基本のアンブシュアは変えずに、音が高くなるにつれ、口の中の舌の位置を、前に少し出すと言うか、上に少し上げるというか…
試してみて下さい(^^♪
①の練習同様、下のシ、ド、ド♯、レ、レ♯を、基準の指使いとしてこの倍音の練習が出来ます。
これら全ての音で練習してみましょう♪
③ ②を更に高度にした練習
②が難なく出来る様になったら今度は、上がって下がる練習です(´・ω・`)
上がるのが出来たから下がるのも楽勝じゃん♪(/・ω・)/
と侮るなかれ(笑)
下がるのが一番難しいんです(。-`ω-)
どう難しいか…降りてくるときに、上のソを当てるのが難しく、上のミから一気に下のドまで降りちゃう人が初めは多いです。
これも①②の練習同様、下のシ、ド、ド♯、レ、レ♯を、基準の指使いとして練習しましょう。
この上がって下がる練習を定期的に、出来れば日々の基礎練習に組み込む事で、各音域の当てどころを確実につかむ訓練になり、コントロールがより繊細に出来る様になるので、自然とリードミスも減ってきます(*^▽^*)
更には、高音域の音色も整ってくるかと思いますよ(^^♪
応援してますね!(*’▽’)
一緒に頑張りましょう☆
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