一体どれだけ頑張れば指が回るようになるの?練習にくじけそうなあなたへ

こんにちは♪(^^♪なべまりです。

1歳の息子がいるのですが、TVなどで音楽が流れると、首を縦に振ってノリノリになります。

ジャンルは問いません。小気味良いUPテンポな曲だろうと、しっとりとしたバラードだろうと。

ビートに関係無く縦に首を振ります。

先日は、プロ野球が始まる前に流れてた『君が代』にも、ロックンロールなノリで首を振っていました。

果たしてうちの息子のリズム感はいかがな物でしょうか…(;’∀’)

はい。本題いきましょ(*´ω`)

毎日毎日練習練習…一体いつになれば、上手くなるの?

そんな風に感じた事は無いですか?(*_*;

指が回らない…

リズム練習(練習方法 基本2★指が回るようになる練習練習方法 基本3★指が回るようになる練習)、分解練習(練習方法 基本5★指が回るようになる練習)なども色々やって

テンポもゆっくりから始めて、少しずつ上げてる…

これを繰り返していれば、速いテンポでも吹けるようになるはずだよね??

不安もあるけど、自分を信じて、まじめに毎日向き合ってるつもり。

でも……

でもたまに思う…

『こんな地道過ぎる練習、一体いつまで続ければ、自分は報われるんだろうか…( ;∀;)』

『こんな1小節の練習だけに、毎日何時間も費やしていたら、1曲完成させるのにどれだけの時間が必要になるんだろう…(*´Д`)』

私もそんな風に感じていた時期、ありました(*_*;

特に切羽詰まってくると、そういう事考えてましたね(^_^;)精神的な余裕が無くなって来ると、焦りも出て来る。

当然の事です。

そんな経験が私もあるので、ぜひ、同じ想いをされてるあなたにお伝えしたい!!

って事を今日は書いていきます♪

あちこち出来ない箇所はたくさんある…本当に吹けるようになるのか?

一ヵ所の練習に長時間かけていると、『ここばっかり練習やってて大丈夫か…』と不安になったりしませんか?

『他にもできない所、いっぱいあるのに…』と。

で、不安から、なんとなーーーくある程度練習したら、次の不安な箇所へ移って、また少し練習して、また別の所を練習…

で、一通り練習出来たと思って満足し、次の日。

もう一度やってみたら、昨日とあんまり出来が変わって無かったり( ;∀;)

はい。練習あるあるですね。

↑のように全体的に練習してみて、ある程度『自分の今いる定位置を知る』と言う意味では、こういう練習の仕方もアリだと思います。

でも、はたして、毎回それで良いのでしょうか?

2人の練習アプローチ方法を比べてみましょう

では具体的に練習のアプローチ方法を、2人の例を取り上げて見ていきましょう♪

例えば、、

今日あなたは、ある楽譜を初めて手にしました。

試しに通して吹いてみた

その内、自分にとって難しいフレーズ(結構難関)がざっと10か所あるとします。

練習すれば出来そうな気はするけれど、すぐには出来ない箇所(少し難関)が更に5か所

この状態に2人(架空の人物)はどうアプローチするのか??

あちこち気になる不安いっぱいA子

↑A子

【A子の練習の例】

取りあえず『少し難関』の箇所からおもむろに練習し始める。

ゆっくりできるテンポからやってみる。

テンポを少し上げてみる。

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]んーーー、テンポを上げていくと、途中で完成度が怪しくなってきたな [/speech_bubble]

ここでリズムを変えて練習してみる。

もう一度普通に吹いてみる。

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]さっきよりは良いかな? [/speech_bubble]

もう少しテンポを上げて…

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]やっぱり微妙。。
まぁでも、ここの練習だけやっている訳にはいかないし…
そういえば、さっきすごい難しそうな所あったよなぁ… [/speech_bubble]

『結構難関』な箇所に、早めに手を付けないと、と思い、取り掛かる。

やっぱり難しい。

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]ゆっくりでも間違うなぁ…
ってか♯記号多すぎなんだよ(-“-)Σイライラ
でも地道にリズム練習をゆっくりからやってみよう[/speech_bubble]

しばらく練習。(約20分)

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]結構時間経っちゃったな…
他の箇所も手を付けないと、間に合わないよぉ [/speech_bubble]

この調子で、その他『少し難関』5か所と、『結構難関箇所』7か所を少しずつ練習

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]よし。全部は間に合わなかったけど、8割方手を付けたぞ!今日も練習頑張ったーー! [/speech_bubble]

この調子で1週間練習を続けたA子
毎回あちこち気になるので、少しやってはあっち行き、また少しやってはこっち行き…
を繰り返していた。

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]2~3日は他の練習で出来なかったけど、3日前にこの『結構難関』な箇所の練習頑張ったし、今日はここのテンポをいつもより上げてみよう♪ [/speech_bubble]

前回は♩=88で出来たから、今日は少しずつテンポを上げていって、♩=100まで上げていくも…

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]あれ?おかしいな…この前はテンポ♩=88で出来たのに…
今日は♩=80(前回よりちょい遅め)でもなんか怪しい。。♩=100なんて到底無理だよ… [/speech_bubble]

前回の出来を6とすると、4くらいまで下がっていた。

[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”sweets1.jpg” name=”A子”]んーーーー。やっぱり毎日全部の箇所を練習しないと、完成度が下がるって事??!
数日空くとまた元に戻ってる。。
でもここばっかり毎日練習している訳にいかないし。
練習出来る時間は限られてるし…

こんな事繰り返していたら、いつまで経っても全部吹けるようになんてならないよ!!泣[/speech_bubble]

はい。(*’ω’*)
A子はまじめで一生懸命なのですが、心配性な所もあり、一つの箇所の練習に集中出来ていませんね。
一ヵ所だけ集中してリズム練習や分解練習などをして、更にそれぞれをゆっくりのテンポから少しずつ上げて行くとなると、本当に数時間なんてあっという間に経ってしまいます。
それを何日もかけてこなしていく…
永遠に完成の日が来ない様に感じてしまうのは、無理もありません。
そこで不安から、あちこち手を出してしまう…

で、結局それぞれの箇所の練習も、中途半端なままである為に、頑張っているのに結果がいまいち付いてこない、という状況に陥っています。

では、次の例を見てみましょう♪

今取り組んでいる練習に集中する事が楽しいB子

↑B子

【B子の練習の例】

全体を出来るテンポで通してみる。出来ない所は更にゆっくりやってみる。

自分がどの箇所がどれくらい出来て、どこがどれくらい出来ないのか把握

[speech_bubble type=”think” subtype=”R1″ icon=”sweets2.jpg” name=”B子”]んーー。結構難しいな、この曲。
取りあえず、一番出来ない箇所の練習から始めよう [/speech_bubble]

一番完成までに時間がかかりそうな箇所の練習をし始める。

[speech_bubble type=”think” subtype=”R1″ icon=”sweets2.jpg” name=”B子”]この運指、いつも私鈍いんだよなぁ。
薬指の動きが遅いのかなぁ [/speech_bubble]

今回取り組んでいる箇所だけでなく、今までも、同じようなパターンの運指の時に、自分が指が回っていない事に気づく
原因を考え出す。

[speech_bubble type=”think” subtype=”R1″ icon=”sweets2.jpg” name=”B子”]人差し指は早く動き過ぎるのに、薬指が遅いから、連携が上手く行っていないのが原因かも知れない。
そういえば、この間ネットサーフィンしてて見つけたサイトに、薬指が鈍い場合の練習方法が書いてた気がするな[/speech_bubble]

冷静に自分を見つめ、上手くいかない原因に気づいたB子。いつもアンテナを張っていた為、以前たまたま目に入っていたネットの記事の事を思い出した!!

→思い出したネット記事(なべまりサイト 笑) 練習方法 基本4★薬指を含む運指の練習

じばらくこの練習に時間を費やす。

[speech_bubble type=”think” subtype=”R1″ icon=”sweets2.jpg” name=”B子”]なんか、薬指の意識の感覚が変わった気がする!なんとなく動かしていたのが、『自分で薬指を動かしている』っていう感覚が強くなった!楽しい♪[/speech_bubble]

この日は結局一番難しい箇所、一ヵ所の練習のみだったB子。

次の日。

[speech_bubble type=”think” subtype=”R1″ icon=”sweets2.jpg” name=”B子”]いやぁ、昨日はずっとネックだった薬指の動きが変わったなぁ♪まだ完璧じゃないけど、レベルが上がった気がする♪ふふっ[/speech_bubble]

昨日は一ヵ所しか練習出来なかった為、他の所も練習を始めると…

[speech_bubble type=”think” subtype=”R1″ icon=”sweets2.jpg” name=”B子”]あれ??

ここ、昨日、軽く通した時はもっと出来なかったのに、昨日より出来る様になってる!!
ここは昨日練習一切してないのに…[/speech_bubble]

昨日練習した薬指の練習により、指の意識が変わり、全体的に薬指を含む運指の動きがスムーズになったB子。
練習していない箇所まで、昨日よりレベルUPしていた!!

[speech_bubble type=”think” subtype=”R1″ icon=”sweets2.jpg” name=”B子”]わぁお♪良い感じになったな。今日はテンポを少し上げて練習してみよう!練習って楽しいっ(・∀・)[/speech_bubble]

はい。(*’ω’*)

B子はあまり難しく考えずに今取り組んでいる練習に没頭していましたね。

間に合うかどうかなんて、考えていません(笑)

『いつまでにどこまで出来る様にする』などと、スケジュールを組む事も大切ですが、その後はB子の様に今目の前の課題に集中する事が大切だと言うのが、お分かり頂けたでしょうか。そうする事で最大の練習効果が得られます。

たった一ヵ所でも練習を深める事は、結果的に全体のレベル上げに繋がる!

上手い言い回しが思いつかず、分かり難い見出しになってしまった。。。(*ノωノ)

結論を言いますね。

要は、たった一ヵ所の練習でも、深ーく深ーく向き合って、『今日は腹くくってココの練習するぞ!』って言うつもりで、色々工夫しながら、あらゆる視点から練習アプローチをしていると

ぱぁぁぁぁっ(・∀・)/

っと突然視界が開けたように、一つレベルが上がったような感覚になる事があります。

『一皮むけた』ってやつです(笑)

徹底的に向き合う事で、あなたに『気づき』が降りて来る様になるんですね。

『あ!こういう感覚でやれば出来るのか!』とか

『あ!この意識を向ければ出来るぞ!』とか。

色々ありますが。

これは才能あるなしの問題ではありません。

あなたが純粋にどれだけ自分の身体と楽器に向き合えたか、と言う事です。

地道過ぎると感じる練習でも、ただなんとなーーく義務感で繰り返し練習をこなすのではなく、純粋に『向き合う』と言う事をしてみるのです。

『どうしたらできる様になるか?』

『どの指の何が原因なんだ?』

『力が入りすぎているのはどこだろう?』

見栄も欲も捨てて、自分の体の声に耳を傾けるのです。

小さなことでも、必ず何かヒントが見えて来る筈です。

この感覚が分かって来ると、違う景色が見えて来る事が楽しくて、練習ももっと充実した楽しいものになっていきますよ♪(*´ω`)

大丈夫♪焦らずに楽しむ事です(*ノωノ)

応援していますね(^^♪

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