こんにちは♪
なべまりです^^
最近はレッスンの生徒さんもおかげ様でだいぶ増え、
新しいオンライン講座の方もだいぶ忙しくなってきました!
メールやSNS、DMなどで個別にご質問などをいただいている方も多くいらっしゃるのですが、
あいにく私一人で運営しているため、ご返信を個別にお返しすることも出来ず、
申し訳ございません(/ω\)
頂いたご質問などは、多くの方が悩んでいそうな内容から順に、ブログ記事などに書いていく事で、
少しでもお答え出来たらなと思っていますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
では、本日の話題に入っていきます!!
不安定な音域、音色がこもってしまうブリッジ音域
みなさん、ブリッジ音域ってクラリネットのどの音域かご存知でしょうか?
(´ω`*)
↑楽譜にある、開放のソの音からシ♭までの音域を、
ブリッジ音域、またはスロート・ノート(喉の音)と言います。
この中でも、特にシ♭はみなさん、苦労される場面も多く感じていらっしゃるのではないでしょうか?
・抜け感が悪かったり、
・音色がこもってしまったり、
・音量が大きく出しにくかったり、
・ガサガサした音になってしまったり、
・他の音と音色が大きく変わってしまったり、
・音が安定しなかったり、
・音程が取りにくかったり、
こういった悩みを抱えている方は多いと感じます。
今日はこの、音が不安定になりがちな、ブリッジ音域をきれいに吹く方法をご紹介します(^o^)/
個人レッスンでもよく生徒さんにお話している内容なので、
この記事を参考に練習してみてくださいね!
そもそもなんで、音が不安定なの?
開放のソの音からシ♭の音域、
ブリッジ音域は、そもそもどうして音が不安定なんでしょうか?
これにはクラリネットの楽器が発展、改良された歴史が絡んできます。(/・ω・)/
クラリネットの音域は、
●シャリュモー音域(第1倍音)
●クラリオン(クラリーノ)音域(第3倍音)
●アルティッシモ音域(第5、7、9倍音)
に分けられます。
これらの音域によって、息の当てどころ、アンブシュアなどを適切にコントロールすることで、
ストレスなくクラリネットらしい豊かな音色を奏でる事が出来ます♪(詳しくは個人レッスンで 笑)
クラリネットはもともと、シャリュモーという古楽器を改良して発展してきた楽器なんですね。
↑リコーダーにリードを取り付けたような見た目です♪
シャリュモー音域という名前もここにちなんでつけられています。
で、このシャリュモーを改良した際、
シャリュモー音域と、
クラリオン音域をつなぐ、間の音を作るのに、
いわば、『橋渡し』をするのに作られたのが、
ソ~シ♭
の音域なんです。
この音までは割と規則的な運指だったのに、
ブリッジ音域だけ取って付けたような、キィの配置になっていますよね。
『橋渡し』の音域だから『ブリッジ音域』と言われるんです。(゚д゚)(。_。)
このブリッジ音域も一応、第1倍音に属しますが、
構造上、他の音域に比べ、どうしても不安定な音色になってしまうのですね。
じゃあ、この、こもった音、くすんだ音色になってしまう音域をどう演奏するか
では、ブリッジ音域、ソ~シ♭をきれいに吹くにはどうしたらよいのでしょう。
『しっかり息をいれて吹いて!』
と指導される場面はよく出くわすかと思いますが、
それでも改善されない場合や、
この吹き方で合っているのか、不安を抱えたまま吹いている場合、
出来る時と出来ない時があって、違いがいまいち分からない、
など、
あるのかな~と思います。
私は多くの生徒さんを指導していて、ある結論に達しました(笑)
このブリッジ音域に安定を求めてはいけない
はい(笑)
ちょっと言い回しに語弊があるかも知れませんから、
最後まできちんと読んで帰ってくださいね(笑)
先程、この音域は構造上、不安定な音域である、
と説明しましたよね。
そう。
もうね、この音域は『不安定な音域』なのさ。(@_@)
なのに、ここに安定を求めるから、上手くいかないんです。
この音域の音色がふわふわ安定しなかったり、
音程がゆらいだり、
音がこもったりしてしまう生徒さんを見ていて、気づきました。
みなさん、どこかで、この不安定な音域に対しても
「きっとどこかに安定する当てどころがあるのでは?」
と探っているんですね。
今の自分の吹き方が間違っていて、
きっとどこかに安定があるはずだ!
どこだ?
ここか?
こっちか??
と探って吹いている感じ。
もしくは自信がない感じで吹いているんですね。
何度も言います。
この音域に安定を求めちゃいけません(笑)
もっとまじめに丁寧に言うと、
他の音域、安定感のある音域を吹いている時の様な吹き心地を、
このブリッジ音域に求めちゃいかん(*ノωノ)
というのが私が見つけた答えです。
他の出しやすい音を吹いた時に感じられる感覚、
クラリネットに息を吹き込んだら、それに対してクラリネットが返してくれる
『程よい抵抗感』
ありますよね。
クラリネットを吹いている!という実感を感じられるというか、
『良いところに当たってて気持ちいいなぁ』
の感覚。
あれをこのブリッジ音域に求めても、無駄
という事です。
上手くこのブリッジ音域がきれいに吹けていない時どうなっているかというと、
『どっかに気持ちの良い当たり所がある』という幻想を抱いているんだと思います。
クラリネットに対して、
『クラリネット様・・この吹き方でいかがでございますでしょうか・・・?』
とお伺いを立ててる感じ(笑)(*ノωノ)
『この息の方向と音圧でよろしいですか・・?』(;・∀・)
みたいなw
探っている感じですね。
この吹き方だと、この音域は不安定な音、こもった音が出てしまいます。
ふわふわした感じ、ガサガサした感じの音になりがちです。
自分が決めた場所で腹をくくる
ブリッジ音域のきれいに吹く方法はこれです。
この音域はクラリネットにお伺いを立てる吹き方ではだめなんです
(しつこい。言いたいだけ。笑)
そうじゃなくて、
『ここ!』
って自分で決めたら、もうブレないで吹く。
腹をくくるんです。
『ここに当てるイメージ』
を自分で持って、そこに向かって一直線。
決めたらもう、息の方向性も、舌の位置も、
息圧も、息のスピードも、アンブシュアも
一定に保つ事だけに集中しましょう。
一定に保つというより、
『ここ』
と自分で決めた場所に向かって、
突き進む、というイメージ。
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ̄∀ ̄)┘
息を一点に集中して貫き通し吹き切る
そんなイメージでやってみましょう(^_-)-☆
クラリネットに対して「ここでいいのかな?」
とするのではなく、
あなたが主導権を握って、クラリネットについて来てもらうんです。
「はい!ここに決めたからね、行くよっ!ついといでっ!!」
アネゴ、アニキになって、あなたが引っ張ってこの音域は吹いてください。^^
『おし、ここで吹こう』と一点決めたら、もうブレない。
探らない。
お伺いも立てない。
これが上手く吹くコツです。
息をしっかり入れて、その方向によりフォーカスして突き進む
そんなイメージで吹いてみましょう♪
これでびっくりするほど、きれいな音で、
安定感のある音色で吹けるかと思いますよ♪( *´艸`)
ブリッジ音域はあなたが主導権を握る
ブリッジ音域に関しては、クラリネットを自分より優位に捉えて、
ここかな?あそこかな?
とやらずに、
あなたが主導権を握り、クラリネットに「はい!ついといで!」
とする。
間違ったっていいから、やってみましょう。^^
意外と、いい音で吹けちゃったりします♪
安定を求めているうちは安定しない
はい♪
ということで今日は『ブリッジ音域』
不安定な音に対するアプローチ方法という事で書いてみました☆彡
まとめると、
もともと不安定な音域なんだから、ここに安定を求めないという事。
安定する場所はどこだろう?
と探しているうちは、
安定しません。^^
自分で「ここ」と決めた場所で、
しっかり息を入れると、
結果、安定した音が出ます^^
楽しんで練習しましょう♪
ぜひ試してみてくださいね!
応援しています^^
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