タンギング練習方法1、タンギング練習方法2とは別に、タンギング奮闘記&練習方法 基礎編を記事にしてます。今回は基礎編の2。
題名分かりにくいかな…
だんだん2つに分けた事を後悔してきた今日この頃(笑)
代替案が浮かばないので取り敢えずこのまま行きますけどね(笑)
コホン_φ(・_・
以前、タンギングは自分のやりやすい音から練習すると良い、とお伝えしました。
もちろんそれで良いのですが、あえて例をあげるとするなら、解放(キィを何も押さえない)のソの音から、タンギングの練習に入るとやりやすい、とよく言われています。
が、ちょっと待って下さい(焦れったい(ー ー;) 笑)
確かに解放のソの音は、吹き込む息に対する抵抗が少なく、基本的な吹き方の確認やトレーニング、癖を治す時などの、例に良く使われる音かと思います。
それはそれで良いと思います(*^_^*)私も解放のソの音を、レッスンで取り上げて話す事が良くあります。
けれど、今日は私のお気に入りのやり方、タンギングの練習方法をシェアしようかと思います(*^_^*)
解放のソの音は、吹きやすいのですが、逆に吹きやす過ぎるというか(´・_・`)日本語おかしいですね。。
解放のソ以外の音との、吹く時の感覚の差が大きい為、ソでたくさん練習しても、(繊細な部分で)あまりタンギングの吹きやすいポイント、当てどころを見つけるのに、適していない様に思うんです。
伝わりますかね;^_^A
言い換えると、
解放のソは簡単に音が出てしまう為に、楽器の当てどころも他の音と絶妙に違う
だから、
息を入れた時に『適度に』抵抗がある音でタンギングの練習をした方が、当たり所を見つけやすい
と言うのが、色々と苦労を重ねた結果、私の見解です♪(´ε` )
私も昔はそんな事考えてもみませんでしたが(°_°)(ただ闇雲にあまり何も考えず練習してました 汗)
最近になって、解放ソよりも別の音の方が、練習し易いのでは?
と思う様になりました。
タンギングの精度をあげる為に、どんな練習方法が良いだろう?
そんな疑問に対する私なりの、、今の私なりの解答をして行こうと思います。
※【注意】今回は、かなり繊細な感覚の所に焦点を当てたお話です。
読んでみても
『はい???(°_°)なんのこっちゃ??』
となるかも知れません;^_^A
そんな時は、是非頭の片隅に置いておいて頂いて、期間をおいてまた読んでみて下さい(*^_^*)
時間が経てば、感じ方や考え方が変わる事は当然だと思います。私もそうです。
どっちが正しい、間違い、だけで判断するのではなく、様々な局面によって、その時の自分に合う答え、と言うのが世の中には存在するのかも知れませんね。
前置き長過ぎて苦情が来そうなので本題に戻ります(笑)
【ステップ1】シ♭でタンギング(アタック 発音)の練習を単音でしてみる
はい。
このシ♭です。
色々試してみて、タンギングのポイントを掴みやすいのはこの音だと、私は思います。
息に対する適度な抵抗があるけれども、吹き込み過ぎずとも、豊かな響きを持って鳴ってくれる。
以前も話しましたが、速くタンギングをするには、最小限の力で軽く舌をつく必要があります。
と言う事は良く言われますが、
・力を抜くってどれ位なのか
・軽くってどんな感じなのか
・速く動かす感覚ってどんな感じなのか
これらは、全て目に見えない『感覚上』の事なので、出来ない人にとってはこの感覚を掴むのに苦労します。
ひたすら練習!と言う根性論も良いですが、正しい方向に努力しないと、いつまでも迷宮の中を彷徨う(さまよう)かの様な事になりかねません。
また話が逸れましたね(°_°)すみません。。
このシ♭の音を使って、とにかくこれでもか、これでもかと、最小限の舌の動き、最小限の力のかけ具合で、音量はmp(メゾピアノ:やや弱く)くらいで、軽ーーーーーくタンギングを1音だけしてみて下さい。
舌も触れるか触れないか、ぐらいの当て具合です。
何音も続ける必要はありません。
1音1音、一回一回感覚を確かめながら、音のアタック(発音)に意識を集中します。
音程が上がりやすい傾向にある人は、舌の位置と口の開き具合に注意しましょう。
口を締めすぎ、もしくは唇を横に左右に引っ張り過ぎているかもしれません。
アンブシュア(口の形)を文章で伝えるのには限界があるのでここらで止めときます、、(T . T)
シ♭の音で、
『あ!ここのポイント!タンギングしやすい!しかも、軽く、力最小限に出来てる気がする!』
と言う場所、当たりどころを見つけましょう。
私は初めてここのポイントを見つけた時、
『あ!これだ!ポンっと気持ちよく軽〜く音が出せる!(*゚▽゚*)』と言う感じでした♪
【ステップ2】当たりどころのポイントを見つけたらシ♭で連続タンギング練習
この楽譜の様に吹いてみましょう。
ターータタタタン
さっき掴んだ当たりどころを感じられるくらいのテンポで実施します。
決して速過ぎない様にゆっくり、行います。
ただし、ゆっくりでも、舌をべったりつく様なタンギングの仕方では無く、あくまでちょっとだけリードに舌が触れる様に意識します。
つくかつかないか、くらいの感覚です。
【ステップ3】楽器を少し動かしながら吹いてみる
これも、文章でお伝えするかどうか悩みました。でも書いてみます。伝わらなかったらごめんなさい。(>人<;)
同じく、↑これを吹くのですが、吹きながらクラリネットの下の方、ベルの部分を、リズムに合わせて上下に軽く動かします。
アンブシュア(口の形)が崩れない程度で構いません。動かす範囲はマウスピース側を、支点としてベルの部分を15cmくらい上下に動かす感じです。
動きのイメージを線で書くと…
シの出だしでちょいとベルを下げ、2拍目頭で上にあげ、3拍目頭に向かってまた下げる。
上下にベルを動かすのですが、力の入ったカクカクした動きでは無く、指揮棒を振る様に柔らかく滑らかな動きで力を抜いて、ゆっくりとこのリズムに乗るイメージで動かします。
この動き。何かと言うと、余計な力を抜いてタンギングをする為の動きなんです。
もちろん、タンギングする時はいつもこの動きをする、と言う訳では無いですよ(笑)
『力を抜いてタンギングをする』と言う感覚を身につける為の、エクササイズです。
1度上げたのを下げるのがポイントです。この下がる動きの時、力が自然と抜けます。
ジェットコースターの頂上から下に降りるときの、フワッとした感覚ありますよね。
無理矢理ですが、例えるならあんな感じです。(私はあれ苦手です(°_°)ざわざわしちゃう)
フワッと動かして、力が抜けた感覚でタンギングをするのです。
力を入れ過ぎて、タンギングが速く出来なかった人は、是非是非このエクササイズをやってみて下さい(*^_^*)
何か光が見えてくるかも知れません。
【ステップ4】音を動かしてタンギングする
さて、ステップ3まで出来たら次は応用編です。
ドーーシ♭ラソファ
ですね。シが♭です。
ステップ3の感覚まま、指と舌との連携を図ります。
まずは楽器を動かさず練習して、次にステップ3と同じ要領で、ベルをリズムに乗せて上下に動かします。
以上です( ´ ▽ ` )ノ
だいぶ長くなってしまいました。
感覚を伝えるのって難しいですね。
少しでも、お力になれれば、幸いです♪
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