※2017/6/23更新
目に見えにくい微細な変化にどれだけ重きを置くとこができるか。
練習する上で、これってとても大切です。
練習する上で何を自分の成長と認識するのか
例えばゆーっくりから始めて徐々にテンポを上げていく練習をするとします。練習する箇所は、タンギングがあまりキレイに出来ない箇所を取り上げるとします。
練習の目的は『テンポが早くなってもタンギングをキレイにする事』
メトロノームで少しずつ、80、84、88、92…とテンポを上げて行く。
元々♩=132のテンポのところを練習していて、♩=100あたりまでは余裕で出来たとする。
次、104のテンポ。
今までと同じく、『キレイに』出来た。
出来たは出来たのだけど…
舌の動きが微妙だった気がする…
出ている音は切れも良く、100までのテンポとなんら変わらずに聴こえた。
けれど、今までの舌の動きとはちょっと違う動きだった。のっぺりした動きと言うか、鈍いというか、リードに引っかかってしまったか。
♢♢♢
重要なのはここです。分かれ道と言っても良いですね。
ここで、
『ま、いっか。音はキレイだったし。次つぎ〜♪』
と思うのか、
『今の動きは違ったな。音は、たまたまキレイに出ただけか。何が違ったんだろう?もう一回やってみよう』
と思うのか_φ(・_・
目に見える(耳で聴こえる)、♩=100→♩=104と言う成長を重視するのか
VS
自分にしか分からない、微細な筋肉の動きの変化に注目するのか
この差は微々たるものですが、塵も積もれば…です;^_^A
『今』大切なのは何?
もちろん、全ての練習において、↑の様な事をやっていては、全然前に進まない…
と言う状況もあるでしょう。
それはそれで良いのです。細かい事を気にせず、前に進むべき時は、進めば良いのです(*^_^*)
問題なのは、『今、この練習では何が大切なのか』という事です。
今回の練習がタンギングをキレイにするのが目的なのであれば、舌の動きは重要です。
そこの微細な変化に気が付いた事にもっと大袈裟に喜ぶべきです(笑)
意識を変えれば、必ず気づく
尊敬する先生の言葉で『気付きは才能』という言葉があります。
舌の動きの変化に気付く事ができれば、どうしてその違いが起こったか、何に気を付けたらそうならないのか、に自然と着目して行けます。
脳科学で言われている事ですが、意識した物事に人の脳は注目します。浮かんだ疑問に対しては、答えを自然と探そうとするのが、脳です。
根性とか、性格とか言う以前に、そういう体質なんですね(*^_^*)
だから、その仕組みを利用しない手は無いと思います( ´ ▽ ` )ノ
微細な変化に興味を持ってみる。見るからに分かる成長ばかりを求めない。
これをやると、不思議と焦りも少なくなります。
これは才能のある無しではありません。
と、私は思います。
どこに注目するかどうか
の違いだけです♪(´ε` )
遠回りなようで、近道なのかも知れませんね。
細かい所ばかりに気を使うと、大きな前進が出来ず、成長を感じられずに、落ち込んでしまったり、モチベーションが下がったり…
という事が起こるかも知れません。私もそんな時があります。
でも、その違いを気付けた、と言う事は、解決出来る、と言うことです。
1番怖いのは、出来ていない事にも気付かない、と言うことです。
気付かなければ、解決方法も探さない。その場所はいつまでたっても、そのままです。
なので、逆に細かい所ばかりに目が行って、前に進まないとプレッシャーを感じている人は、気付けた自分をまずは認めてあげましょう(*^_^*)
その思考の癖ができれば、
『あー、またここが出来てない』
『自分はいつまでたっても下手だ』
と、責める事も無くなって行くはずです♪
連続3回練習でもこの微細な変化を感じる事を取り入れよう♪
もう1つ例を_φ(・_・
今まで、いろーーんな練習方法をご紹介してきてますが、例えばその内の、連続3回練習。
この練習も、微細な変化に気が付くのに有効な練習と言えます。
耳で聴こえる範囲では出来ていても、筋肉の動きなどが、自分が意図した物とは違うなら、出来たとカウントしない。
たまたま運良く音が出ただけで、意図した物とは違う、とおさえる。
時間が無い時や、他に優先すべき着目点がある時は、もちろん、それを優先しましょう。
その場合は、↑の練習で、変化があっても、カウントすべきかと思います。
ただし、その
微細な変化があった
事については頭の片隅に置いておくと、後々役立つ事があるかも知れません(*^_^*)
何かのヒントになれば幸いです。
今日も応援しています(*^o^*)
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