今まで生きてきた中で、
為になったなぁと思う言葉
この言葉に影響されたなぁ
この言葉に出会ってから行動が変わったなぁ
そんな言葉はありますか?
一字一句同じ言葉でも、言う人によっても、その言葉に出会うタイミングによっても、響き方が違いますよね。
楽器について例をあげてみます。
『キレイな音を出そうよ』
尊敬するクラリネットの先生に言われたらどう思うでしょう。
『やっぱり音色って大事なんだ』
と思うかも知れません。
『キレイな音を出そうよ』
いつも人の揚げ足を取る様な、自分の事は棚に上げて物を言う人に言われたらどうでしょう。
『自分はどーなのさ』
と苛立ちを覚えるかも知れません。
『キレイな音を出そうよ』
まだ、あまり上手くないけど、努力家でいつも練習を頑張っている、後輩想いの先輩に言われたらどうでしょう。
『先輩も頑張ってるし、自分も一緒に頑張ろう』
と思えるかも知れません。
例が単純過ぎますが(笑)
これは人によって聞こえ方が変わるバージョン。
また、自分の今の状態によっても、言葉の聞こえ方が変わってきます。
色んな人に、誰に言われても、一切耳を貸さない状態もあります。
↑私は本当に頑固で、いくつかの分野(こっそり教えると、恋愛関係と、音楽関係の6割程…笑)では、一切耳を貸さ無い様な状態が、非常に長かったですヽ( ̄д ̄;)ノ
それは、掘り下げると
自分のコンプレックスが邪魔をしていたり、
ひどく落ち込んでいる状態だったり、
強い執念があったり、
強い確信があったり…
色んなことが起因しています。
良いか悪いかの問題じゃ無いんです。
タイミングの問題です。
その言葉を受け入れる時ではない
から受け入れ無い。
それだけです。
自分を深く見つめ直して、マインドが整ってくると、次に必要な物や行動が面白い程にどんどん見えてきます。
問題が起きても、次にどうすべきか、解決法やヒントを見つける為の、自分のアンテナの感度が鋭くなっているイメージです。
脳科学の話で面白いものがあります。
人間は意識をしている物しか見え無い(聞こえ無い)
と言うもの。
海外の研究者が行った実験があります。
私は動画かTVか何かで見て、衝撃でした。
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多くの人々が行き交う街中の歩道で、
ある男性Aさんが道を聞かれます。
声を掛けてきたのは地図を広げた白人の男性Bさん(実験の仕掛け人)。
『ここに行くには、どう行けば良いですか?』
Bさんは地図を指差して尋ねます。
『ええっとー、ここはですね…』
Aさんは目的地までの行き方を考えながら、説明しだします。
ここで、歩道の向こうから何メートルもの大きな看板を抱えた作業員が歩いてきて、2人の間を通り抜けました。
看板が通り過ぎるまで、2人はお互いの姿が見えません。
この看板が通り過ぎる間に、実験の仕掛け人Bさんは、別の男性Cさんに入れ替わります。Cさんはラテン系で、Bさんとは全く別の顔立ちです。ただ、Bさんと同じ地図を広げています。
看板が通り過ぎ、Aさんは、仕掛け人が入れ替わった事には全く気付かずに、地図を指差して説明を続けました。ラテン系のCさんは笑顔でお礼を伝え、2人は別れます。
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面白いですね〜〜。
『道を説明する事』に脳がフォーカスしていた為に、相手の容姿が変わっても気がつかなかったんですね。
もう1つ例をあげましょう。
これは私の実体験です。
私が妊娠、出産して直後の事ですが、近所に子供がたくさん増えた気がしました。
こんなに小さい子供がたくさんいたのか??∑(゚Д゚)
出掛ける先々で3分の1が、親子連れ。
びっくりする程、目に入ってきます。
でもここ数ヶ月で、小さな子供を持つ家族が、一気に近所に引っ越して来た訳も無く(笑)
妊娠、出産を経験した私が、単に『小さい子供』に対するアンテナが敏感になっただけの事です(^_^*)
ずいぶんと、大周りしてしまいましたが、標題の件に戻りますと
言葉
に対しても同じです。
楽器の事で悩んでいる時も、どうぞ焦らないでください。
落ち着いて、冷静に自分を見つめ直し、周りの音や声、目に入ってくる物にアンテナを張りましょう。
通りがかりに立ち読みした本、
たまたま付いていたTV、
誰かが不意に口にした言葉…
解決の糸口が見えて来るかも知れませんよ(*^_^*)
一緒に頑張りましょう♪
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