今まで色々な練習方法を紹介してきました。
何が必要なのかを分析したり、細かく分けて練習したり…より細かく、繊細に…
どちらかと言うと、
顕微鏡で細かい所を見て、直すべき所を直す
というイメージのお話が多かったです。
今日はその逆。
顕微鏡のズームの倍率を戻していきます。
さらには顕微鏡を取っぱらい、遠くから全体像を見るイメージです。
『俯瞰(ふかん)する』とは、高い所から見ると言う意味ですね。
遠くから客観的に自分を見るのです。
●音楽はどんな感じでしょうか。自分がイメージした通りでしょうか。
●細かい所にとらわれて、音楽の流れが滞っていないでしょうか。逆に走って(早くなって)ないでしょうか。
●強弱のつけ方はそれで大丈夫でしょうか。他の楽器とのバランスが取れているでしょうか。
●曲の作りはどうでしょうか。聞いているお客さんがワクワクする音楽でしょうか。または、癒される音楽でしょうか。
自分の音楽を客観的にみるんです(*^_^*)
よく言われるのが、
ステージに立つと同時に、観客席の後ろの方に聴衆としての自分を置いておくつもりで演奏する
というもの。
ステージで演奏している自分と、観客席で聴いている自分
が必要という事です。
別に幽体離脱しましょうと言っているんじゃないですよ?;^_^A笑
冷静に客観的に自分の音楽を評価できるかどうか
という事です。
評価と言うと言葉が適切ではない気がしますね…(・ω・)
自分の音楽を客観視できるか
という事ですね。
細かく細かく見ていって、練習に没頭すればする程、目線が自分目線になります。
人が聴いてもわからない程度の違いが、物凄く大きな違いに感じるようになるのです。
それはそれで、必要なプロセスなのですが。(*^_^*)
音楽は
『自分が思っている以上に、大袈裟に表現しないと、聴き手には伝わない』
のが現状です。
だから、客観視する事がとても重要なんです。
自分の演奏を録音した物を聴いてみるのは良い方法ですね。
録音機器をお持ちの方はぜひ、自分の音楽を録音して聴いてみましょう。
自分が思っていたのと、だいぶ違った!!と言う方は、とても良い気付きになるかと思います♪
思っていたより意外といいな
思っていたほど出来ていないな
録音すると、色々な発見があると思います。
ただし、クラリネットの様なリード楽器は、マイクを通すと、マイクの種類によっては、音が割れたり、音色がより明るめに、きんきんした音になりやすいです。
ここは差し引きして聴く必要がありますね。音色汚いな…と落ち込む事はありません( ´ ▽ ` )ノ
出来れば性能の良い録音機器のが良いですが、必要に応じて、試してみてくださいね♪(´ε` )
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