クラシックをやっていたら、中々避けて通れないモーツァルト…
以前にモーツァルトのクラリネット協奏曲について書きました。
癒しの音楽であるイメージが強いモーツァルト。
でも、演奏する側としては、非常に悩みの種にもなる、けれど取り組み甲斐がある作曲家です。
どの楽曲もそうですが、ただ技術的にこなすだけでは、深い音楽が出てこない、表面だけで取り繕って演奏してもすぐにバレてしまう、とでも言いましょうか…
まるで音楽的素養のある無しを、丸裸にされて試される曲…
演奏家からはそんな印象ではないでしょうか。
少なくとも私はそう感じています(´・_・`)
それでも、大好きなモーツァルト。
怖くても正面から向き合いたい(=´∀`)人(´∀`=)
モーツァルト先生と正面から向き合うために
そう思って、大学時代に勉強した本がこれ。
橋本 英二 著:バロックから初期古典派までの音楽の奏法〜当時の演奏習慣を知り、正しい解釈をするために〜
モーツァルトは音楽史上、古典派音楽と言う時代分類に入れられますが、↑のバロック音楽(17世紀初頭つまり1600年代以降)は古典派(1730年頃〜)より前の時代になります。
クラリネットって、現代の形の方向性に変化したのは、モーツァルトの時代なんです。
それ以前はあまり機能性も良くない楽器であったために、オーケストラでもモーツァルトより前の時代の作曲家の曲には登場しません(T . T)
もちろん、バロック音楽にもクラリネットは出てこないのです。
(バロック音楽好きなのに!!泣)
で、そんな私がなぜこの『バロックから初期古典派までの音楽の奏法』を勉強したのかと言うと…
モーツァルトが生きた時代(5歳から作曲活動開始(笑))は古典派音楽だとしても、結局彼が作曲を勉強したのは、バロック時代の音楽を勉強、インプットして、消化して出てきた音楽がモーツァルトの音楽になっているんですよね。
だったら、取り敢えず、同じくバロック音楽から入った方が良いじゃないかと_φ(・_・
とまぁ、素直にモーツァルトの練習から入れば良いものを、何かと面倒に遠回りする癖のある私…(-。-;
バロック音楽の曲が無い楽器、クラリネットをやってるのに、バロック音楽勉強するとか…
急がば回れ と言いますが、ここまで来ると、ただのオタクなだけじゃ無いかとも思いますm(_ _)m
不器用なこった。
コホン。まぁ、良いんです。私の事は。好きでやってるんですから(´・_・`)(笑)
この本、本当に見やすく構成されていて、パラパラ見ているだけでも楽しいです。
辞書代わりにもなりますし、バロック音楽好きな方は是非見てみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ
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