これであなたも循環呼吸をマスターできる!

どうも。なべまりです(´・ω・`)

突然ですが、皆さん。ひじき好きですか?(笑)

先日久々にひじきの煮物を作った時、戻したひじきをザルにあけて水切りしてたんですが…

ザルからひじきを出した後の、ザルに無数に刺さって残ったひじき……

あれ、めちゃめちゃ気持ち悪くないですか??(笑)私だけ?!

おそらく蓮の葉恐怖症に近い部類かと…

ひじきは好きなのに、無造作にザルの穴に刺さったひじき。。あれ、なぜか生理的に気持ち悪くて、目を背けながらザルを洗いました。。。

はい。(*‘∀‘)どうでもいいですね(笑)

今日のお題は、『循環呼吸』です♪

ではさっそく行ってみましょう♪♪(^^♪

循環呼吸(じゅんかんこきゅう)って何??

まず、そもそも循環呼吸って何でしょう?

簡単に一言で言うと、
『息を吸いながらも楽器を吹き続ける事』

はい??(( ̄Д ̄;))??

いやいや。
ハーモニカじゃないんだから、クラリネットは(・Д・)
息吸ってたら、楽器が鳴る訳無いじゃないのよ。( ´Д`)

まぁまぁ、落ち着いて(*^ω^*)

もう少し具体的に言うと、

『息を鼻で吸いながら、同時にほっぺ(頬)に溜めた息を口から吐き出し、ブレスで途切れずに楽器を鳴らし続ける事』

です♪

つまり、聞いている人には、ずーーっと音が途切れずに繋がって鳴っている状態な訳です。

へぇ〜!!そんな事ができるのか!!
へぇ〜へぇ〜へぇ〜…!!

『70へぇ〜』頂きましたー♪(((o(*゚▽゚*)o)))♡(古い…)

循環呼吸が出来る様になる事のメリット

では、循環呼吸が出来る様になると、どんな良い事があるのでしょう??

①ブレス(息継ぎ)が長く取れる

これはまぁ、そのまんまなのですが(´・ω・`)

例えば何小節にも渡って、タイで連なった、あり得ない程の長さを求めて来る音符(何十秒も伸ばす音符)、たまーーーに見かけます。

特にオーケストラの楽譜とか、吹奏楽でもたまに。

普通、循環呼吸が出来ない時は、差しさわりの無い箇所でこっそりブレスしたり、同じパートの人が他にいる場合は、ブレスの箇所を相談して、同じ個所で吸わない様にして、全体的には繋がって(ブレスしていない様に)聞こえるように工夫したり

ってのが一般的ですね。

けれど、循環呼吸が出来れば、長くどこまでも一人で伸ばしていられる訳です。

②妥協のブレスをしないで済む

本当はここでは息継ぎしたくない。息継ぎすべきじゃない。音楽的にそぐわない。

でも…吸わないと息がもたないんだよーーーー!!!!(´;ω;`)

ってとこありますよね(笑)

循環呼吸をマスターすれば、もちろんそんな悩みとも無縁になります。

③音楽の表現がより自由になる

ある人が言っていました。

なんでもかんでも循環呼吸すればいいってもんじゃない。ブレスは音楽表現の一部であり、(循環呼吸ではない普通の)ブレスをする事で、音楽的に躍動が生まれる。だらだらと循環呼吸で吹き続けるべきでない

うん。これも真理だと思いますね。

循環呼吸出来る様になったからって、不必要に使いまくって、非音楽的になるのでは、本末転倒だと、私も思います。

それを踏まえた上で、自分の表現したい音楽を再現する為に、循環呼吸を活用するのがベストですね。

循環呼吸ができれば、息を保たせる為に、ダイナミクスを(強弱、音量)を妥協して、大きく吹きたい所を、ちょっと控えめにしたり…

などという妥協もしなくて済みます。

あくまで、音楽ありきのお話です(*^-^*)

循環呼吸の練習方法

では、そんな魅力たっぷりな循環呼吸の会得方法を、ステップを踏んで見ていきましょう♪

【ステップ①】自分の今の位置を知る

■①-1

口の前に人差し指を立てて、指の腹を口の方に向けます。唇から人差し指までの距離は1cmくらい。結構近いです。

唇の先をすぼめるイメージで『う』の口の形で、細ーーく息を出してみましょう

人差し指の先端に自分の息が当たります。

この時、何となく、『温かいな』と感じる程度ではなく、息の鋭さを指先で感じられるくらいの息圧になるよう、調整します。なにか丸い細長い物の先に、触れてるかのような感覚です。この感覚、しっかり覚えておいて下さいね。

細く強めに息を吹き付けます。

どうですか?(´・ω・`)出来ましたか?

■①-2

次に、頬(ほお)をぷくーっと膨らませます。怒った顔のように(笑)

で、①-1と同じ『う』の口の形で、今度は息を吐くのではなく、頬に入っている空気を、外に押し出します

膨らませた風船の空気が抜ける感じです。

頬の筋肉を均等にしぼませていって、口の中の息を外に出します。

どうでしょう?恐らく、ほとんどの方は①-1の息圧より、圧が下がってしまうのではないでしょうか?

・唇の形が崩れて、空気の出口が大きくなってしまい、息の指向性が無くなってしまったり。

・頬から出す空気の圧が一定にならず、一気に出てしまったり。

・唇を細くし過ぎて唾ばかり飛び、①-1で感じた、『丸い細長い物の先に、触れてるかのような感覚』にならない

などなど。

最初はもちろん上手くいきません。

それで良いんですよ(*^-^*)まずは、自分の今の位置を知る事が、次のステップに進んで行くのに非常に大切です。

【ステップ②】ストローを使った指向性のある息を出す練習

ストローと、コップに半分くらいの水を用意します。

写真ぐらいのストローの太さなら、指でストローの先端1cm位の所を潰しながらストローをくわえます。

潰さないでそのままでコップに息を吹き込んでも良いですが、ストローが太い分、息を吹き込んだ時に水の中に出る泡の抵抗も大きくなる為、ブレ易くなります。細いストローを使うか、写真のように潰して行いましょう。

■②-1

ストローをくわえ、普通に息を吹き込みます。誰もがみんな、一度は子供の頃にやった事があるのではないでしょうか(*^-^*)

ストローを指で潰したまま吹き込む事で、息圧は自然と安定するので、ストローの先端から出る空気(泡)を、一定に保つのは割と簡単かと思います。

■②-2

①-2でやったように、頬に空気を溜め、それをストローへと押し出します。

注意したいのは、息を吐くのではなく、あくまで、頬に入っている空気を押し出す、という事です。

この時に、ストローの先から出る泡の大きさが、大きくなったり、小さくなったりしない様、一定の量で保てる様に意識します

【ステップ③】頬の空気を出しながら、鼻から息を吸う

頬の空気を一定に外に出せる様になったら、いよいよ鼻から息を吸いながら、頬の空気を出す練習です!(^^♪

ステップ②と同様、ストローを使ってやってみましょう。

ステップ②-2の練習をしっかりやれば、鼻から息を吸いながら、頬の空気を出す事も、必ず出来る様になります。

もし、上手くいかなければ、ストロー無しで、ステップ①-2の様に、人差し指に向かって空気出す様にして、同時に鼻で呼吸してみて下さい。

慣れてくると、頬で空気を出しながら、鼻で吸ったり吐いたり、という具合に、頬の空気とは別に呼吸が出来る様になります。

【ステップ④】頬に溜めた空気を出すのと、実際の呼吸の吐き出した空気とを繋げる

循環呼吸は、息を鼻で吸う間だけ、仮に頬に溜めた空気を出す事で、音を繋げる

という物でしたね。

と言う事は、普通の呼吸と、頬から出す空気とを、大差なく自然に繋げなくてはなりません(; ・`д・´)

これが循環呼吸の一番難しい所と言えます。

どうしてもこの変換時に息圧が変わってしまい、音程や音量がぶれたり、息圧が足りずに一瞬音が途切れてしまうのです。

でも大丈夫(^^♪ちゃんと手順を踏んで、結果を焦らずしっかり練習すれば、誰でも出来る様になりますよ。辛抱しましょう。焦りは禁物です。

■④-1

まずは鼻で吸う事は一旦忘れて、

頬の空気を出す事と、その後普通に口から吐く息とを繋げる

と言う所だけ練習します。

今まで同様、ストローを使って、ストロー先端を指で潰した状態で行います。

頬の空気を出し切ってから、自然に口から吐く息へと繋げてみましょう。

頬の空気を押し出す時の泡の大きさと、普通に口から吐く息でつくる泡の大きさが、一定で同じ大きさになるように調整し、練習しましょう。

息を吐き切ったら、一旦やめ、ストローから口を離し、息を整えて再びトライ。この繰り返し(´・ω・`)

■④-2

④-1ができたら、そこへステップ③を取り入れます。

つまり、頬の空気を吐き出すと同時に鼻から息を吸い、その後、普通の口から吐く息へと繋げます。

コツとしては、鼻で息を吸うのですが、普通の吐く息へ移行する直前まで息を吸い過ぎると、初めは上手く移行出来ないかと思うので、頬の空気を押し出す時間の前半(2/3とか3/4くらい)で鼻で吸うのをやめる事です。

慣れてきたら、呼吸を切り替えるぎりぎりまでゆっくりと吸う事が出来る様になります。

ここでも、ストローからの泡の量、大きさが均等であるかをしっかりチェックしましょう。

■④-3

次は、普通の口から吐く息から始めます。

同じくストローで行います。

口から普通に息を吐いて、ストローへぶくぶくさせ、途中で頬を膨らまし、頬の空気を押し出す事へ繋げる

④-2の逆バージョンですね。

■④-4

次はいよいよ、今までのステップを繋げて繰り返す練習です!!

④-2から始めても④-3から始めても構いません。やりやすい方からスタートしましょう♪

頬の空気を吐き出すと同時に鼻から息を吸い、その後、普通の口から吐く息へと繋げる

口から普通に息を吐いていき、途中で頬を膨らまし、頬の空気を押し出す事へ繋げる

以降これを繰り返す

ストローの泡の大きさ、量が移行時も安定するまで練習しましょう。

【ステップ⑤】ストローではなく、もう一度、人差し指に向かって2種類の空気を吹きかけてみる

ここで、すぐに楽器で試してみたい所ですが、その前に!

ステップ①で行った様に、人差し指の腹へ向けてこの2種類の空気を吹きかけてみましょう。

一番初めに試してみた時より、空気の指向性や息圧が高まっていませんか?

楽器でこれらを行うと、マウスピースへ頬の空気を入れる難しさも加わり、様々な要因で音が途切れたりします。

指先に当てる事で、息圧が一定かどうかの確認になるのです。ぜひ、楽器での練習と並行して、指に空気を当てる練習も続けてみて下さい。

【ステップ⑥】楽器で試してみる!!

それでは、楽器で試してみましょう!

ご自分で出しやすい音で試します。マウスピースだけや、バレル(樽)とマウスピースだけでやってみたり、開放のソの音で試したり。好きな音でやってみましょう。

ストローを楽器に変えるので、初めは戸惑うかも知れませんが、楽器でも、これまで踏んできたステップを踏んで練習する事で、必ず上達します。

まとめ

ここまで、細かくステップを踏んできました。

もうお分かりかと思いますが、ここまで細かくステップを踏んだのには理由があります。

器用な方は、一気にステップ④などから始めても良いのですが、私の様に不器用な人は中々そうそう上手くいきません(笑)

全部何となーく、練習をやってしまうと、結果も何となくしか出来ないものです。

しっかりと循環呼吸をマスターして、どんな場面でも使いたい所に応用出来る様にする為に、細かく分けて説明しました。

これらは、もう循環呼吸はある程度出来る、と言う方にも、更に精度を高めるのに使えます。

循環呼吸が出来る人でも、

・音によっては出来る

・音程の調整が出来ない

・音量によっては出来る

・タンギングをしながらは出来ない

など、限定した使い方になっていませんか?

私もそうです。

でも、ステップを分けて練習する事で、一つ一つの問題を解決してきました。まだ課題は残っている部分もありますが(´・ω・`)

一歩一歩進むしかありません(^^♪

どうせなら、楽しくやりましょう♪(*^-^*)

ぜひ、成長の過程を楽しんでくださいね♪

応援しています!!

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