クラリネットを始めて間も無い頃、一番初めに誰もがぶつかる壁
それが…
ラ→シがキレイに繋がらない!!!!。・°°・(>_<)・°°・。
音が切れちゃう。・゜・(ノД`)・゜・。
という悩み。
楽譜で示すと…↓
ラ→シ
これ。
なんで難しいかって言うと
『ラ』は左手の人さし指でキイを押すだけの運指なのに…
↓↓↓↓↓
『シ』は両手の全ての指を使って吹く音だから
ですね。
ラの指↓
↓↓↓↓↓
シの指↓
7個の穴(トーンホール)を一気に閉じて、同時にキイも二箇所押さなければならない…
さらに言うと、左手の人さし指は、押さえていたキイから離し、穴を塞がなければならないヽ(;▽;)ノ
以上を同時に、寸分の狂いもなく、瞬時に行わなくてはいけません。
でも、大丈夫(*^_^*)
しっかりとポイントを押さえて、練習をすれば誰でも出来るようになりますよ。
では早速おさえておきたいポイントと練習方法を見て行きましょう♩( ´ ▽ ` )ノ
■ラの運指の見直し
まずは、ラの運指についてです。
先程左手の人さし指でキイを押すだけと説明しました。
もちろんこの運指でも良いのですが、元々このラの音は音程が高く上がりやすい音でもあります。
この高くなりがちなラの音程を下げる為に使う運指
と言うのが存在します。
どうするかと言うと〜↓↓↓
●左手は人さし指でいつも通りキイを押さえる
●右手は、人さし指、中指、薬指の穴(トーンホール)を塞ぐ
というもの(*^_^*)
写真では分かりにくいかも知れませんが…一応。
↓↓↓
音程下げる運指
左手の人さし指のキイを押さえる事に加え、右手の3本指が、穴(トーンホール)を塞いでいる事が分かりますね♩
…分かります?;^_^A
写真、見難いよね…(°_°)
まぁまぁ。
まずはとにかくやってみましょう(*^_^*)
どうですか?
やってみたら、気がつくことがありませんか??(・ω・)ノ
そうです。
ラを吹く時に、右手を初めから押さえておけば、『シに移る時、一気に指を同時におさえなくては!!』という負担が減るのです。
この運指を取り入れる事で大分楽になります♩ラ(=´∀`)人(´∀`=)シ
■ラの時の人さし指の押さえ方
これもとっても大事なポイントです。
_φ(・_・
しかも、初心者の内に直しておいた方が、変な癖が付かなくて済むので、面倒でもしっかりとおさえておきましょう(・ω・)ノ
変な癖が付いてから直す方が何倍も大変ですから…
でも、練習すれば、熟練さんでも必ず直せますよ!ご安心を!
皆さん、ご自分のラの運指、やってみて下さい。
で、左手の人さし指をよーーーく観察してみましょう(@_@)
キイに対して、左手の人さし指の角度はどうなっていますか??
もしかして、こんな風になってませんか???
ラ悪い例
え??( ? _ ? )何が悪いの???
左手人さし指の先端が、上側を向いてますね。更に人さし指の第一関節が伸びています。
これが×なんです。
中学校などに指導に行くと、ラをこの様な指の角度で吹いている方が多くいらっしゃいます。
これだと、シの音に行く時に、人さし指の移動距離が長くなってしまうため、上手くラ→シに繋げる事ができません。
ではどうすれば良いか?
ラ良い例
この様に、人さし指の先端を下側に向ける様にします。
そして、第一関節を適度に曲げます。
(関節の曲げ具合は、指の長さや形によって変わるので、指の先端を下側に向ける事が出来ればOKです)
こうすれば、次のシで押さえる穴(トーンホール)までの距離が近くなるので、繋ぎやすくなります
ラ(=´∀`)人(´∀`=)シ
■ラ→シをスムーズに動かす為の筋トレ
運指のポイントは掴めましたか?
では、今度は実際に動かしてみましょう(*^_^*)
いつもと違う指の角度になると、慣れない為に中々難しいかと思います。
ここで、画期的な指の筋肉トレーニングをご紹介♩( ´ ▽ ` )ノ
『シの運指で押さえたまま、ラのキイを押す練習』
です。
………はい?( ? _ ? )??
意味不明ですね(笑)
順を追ってご説明します♪
①まず、シの運指にする。小指のキイは右手を使いましょう。
(シの運指は、 左手の小指でも右手の小指でもどちらでも良いのですが、今回は練習の為、右手の小指を使います)
ここでは音は出さなくて良いです。あくまで、指の筋トレだと思って下さい。
②ここで、チェック!(@_@)
左手の人さし指の角度は、シの運指の時もきちんと下向きになってますか??
この様に人さし指の先端を下向きにします。
③これらの指は押さえたまま(シの運指をしたまま)ラのキイを押してみる
※これはあくまで筋トレです。実際の運指ではありません!
そう。左手の人さし指が大変な事になりますよね(笑)
いいんです、それで。筋トレですからo(`ω´ )o
指の先端で穴(トーンホール)を塞いだまま、第一関節と第二関節の間あたりでラのキイを押すんです。
見え難いですが、左手の人さし指は、きちんと穴(トーンホール)を塞いで、なおかつ、ラのキイを押してます。矢印部分が浮いている状態になりますね。
④ ①と③を繰り返す
何度も言いますが、これは筋トレです。やり過ぎると、慣れない内は手が痛くなるかもしれません。
あまり無理せず、少し痛くなってきたら止めましょう。
この繰り返し運動をする事で、左手人さし指が、先端を下に向けたままラ→シに移行する為の筋肉が付きます。先端を下に向けたまま動かす事に慣れる為の練習です。
以上を練習した上で、指の角度に気をつけて、普通の運指で(右手の3本は押さえて)ラ→シを吹いてみましょう
ラ(=´∀`)人(´∀`=)シ
根気強く練習すれば必ずスムーズに動く様になりますよ。
頑張りましょう(*^_^*)
次回はラ→シをよりスムーズにする為の練習、呼吸編です。
お楽しみに♪
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