今までいくつかの練習方法を基本1から5まで紹介してきました。(練習方法基本1、2、3、4、5)
そもそも、練習って何のためにやるのでしょう?(うわ、出た!質問!笑 ※練習方法基本4参照_φ(・_・)
楽器を上手く演奏出来るようになる為?
そうですね。
では、上手く演奏するって、どういう事でしょう?(・・?)
●指が早く回る事が上手いって事?
●音色が雑音無く綺麗である事が上手いって事?
●音楽の流れに躍動感があれば上手いって事?
●音を1つも間違えずに演奏出来たら上手いって事?
皆さんにはお分かりだと思います。
どれか1つの項目だけ出来るのでなく、色んな他の項目とのバランスも重要であるという事。
音楽は1つの要素で作られている訳ではありません。
音を楽譜通りに演奏する事はもちろん大切ですし、音程、強弱、音色、スラー、スタッカート、レガート、テンポ、和声、アンサンブル、音楽の構成、表現の仕方など、あらゆる要素を含んでいます。
そう。物凄く色んな事をやっているのです。
けれどわざわざ、複雑に難しく考える必要はありません。
が、まずは、色んな要素を含んでいる事をやっているんだと、理解しましょう♪(´ε` )
(物事は極めていくと、どんどんシンプルになっていくと言われています。ですが、それはこの記事では横に置いておくとしましょう(*^_^*))
では、今皆さんがやっている練習を思い浮かべてみて下さい。
その練習は何をクリアする為にやっていますか?
どんな練習であれ、『何を目的とした練習なのか』を、ぜひ、はっきりさせて取り組んでみて下さい(*^_^*)
●何がクリア出来たら、その練習は良しとするのか。
●どの要素についてなのか。
●慣れてきたら複数の要素を一度に意識していく
『こことここの要素がクリアできれば、その他の要素が8割の出来でも、まずは良しとしよう』
と言うのも良いですね。
私達がやっているのは、
もともと、複雑な、要素で構成されている音楽を、身体と心をコントロールして行う
という事。
やっている事はアスリートと同じです。
限られた時間の中で課題をクリアしなければならない。だからこそ、緻密に分析して、効果的な練習方法で、効率良く行う必要があるのです。頭を使いましょう。
ただ何となく、だらだらと何時間も練習するより、分析、改善を繰り返しながら効果的な練習方法を、集中して行う方が、よっぽど大切です。
例をあげますね。
■解決したい問題
『この部分(Aとします)はこの音色でこの音量で出したい。けれども、ここだけならできるが、前から通すと思う様な音で演奏できない。』
■練習方法
→ならば、Aの少し前から(例えば4小節前から。出来なければ2音前からetc.)連続3回練習を実施。まずは『Aの音色と音量を、設定した内容で出来る事』をゴールにします。
その前の4小節間で間違えたり、気になる所があっても無視。Aの音色と音量だけにフォーカスして練習するのです。
前の4小節はまた、別の機会か、Aの練習が終わったら、時間を取れば良いのです。
問題となっている箇所にフォーカスした練習をする
これが簡単な様で、意外と難しい;^_^A
音楽をやられている方の中には、几帳面な方や繊細な方、真面目な方、細かい事によく気が付く方、も多くいらっしゃいます。
それは、気付きを多くもたらしてくれる性格ですし、素晴らしい事だと思います♪(´ε` )
ただ、いざ吹くとなると、色んな事が気になってきて仕方ない…
あれもこれも…
となってしまう(´・_・`)
それでは中々、効率的な練習が出来ません。
2兎を追うものは1兎をも得ず
では無いですが、いざ練習する時は、焦点を絞ってやってみる事が大切です。
もちろん、逆に、音楽全体を俯瞰して自分を見る様な練習も大切ですが、それは、また↑の記事で( ´ ▽ ` )ノ
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