クラリネットから水滴が多く出る時、キーの間に残った水滴も完全に水抜きする方法

こんにちは♪(*´ω`)なべまりです。

7月になりましたね~

もう中旬ですが(・∀・)

北海道では、1910年に次いで2番目に多い雨の量だったそうで…(*ノωノ)

ほぼ100年ぶりに雨の多い6月だったようです。

まぁ雨は嫌いじゃないですが、子供を公園に連れていけないのはちょっと可哀想かな。。。

さてさて。

吹奏楽コンクールまで、1か月切りましたね~♪♪

みなさん、気合入れて練習してますか??(^^♪

合奏の時間や部活の練習時間が増えて来て、学生さんは夏休みに入るとさらに楽器を吹く時間が増える方もいらっしゃるかと思います。

長時間楽器を吹いていると、クラリネットのキーの間や、指でふさぐ穴(トーンホール)に、水滴が溜まってきたりしますよね?

スワブを通しても通しても、5分、10分吹けばまた水が出て来る…(-“-)

そんな事はありませんか??

また、本番前や合奏前に、『絶対に水滴が垂れない様にしたい!』って時、ありますよね。

今日はそんな時の対処法をお伝えします(・∀・)b

長時間吹いていると、あちこち水滴が溜まる

クラリネットをある程度の時間吹いていると…

↓こことか

↓ここからとか

あちこち穴に水滴が溜まったり穴から水滴が垂れて来る事があります。

場合によっては、穴から出た水滴が結構垂れてきて、楽器本体まで水分がついてしまう。。。

何てことも、あります。

こうなると、要はその穴が半分塞がっている様な状態

その穴を押さえない運指の音を吹く時に、

『ぶーーーっ』とか

『ぽろぽろぽろ』って震える音になったり、

音がこもったり音が出なかったり…

そんな事が起きてしまいます( ;∀;)

ちなみに私はこの状態の事、なぜか昔から『ぽろっぽー』って呼んでます(笑)

『鳩住んでるね、水抜きしようか』って(・∀・)

・・・。

意味不明ですね。(・∀・)

自分でも名前の由来は不明。。

はい。どうでもいいわー 笑 (。-`ω-)=3

そもそも、キーの間やトーンホールから出て来る水滴って何さ?唾?!

この水分って、よく『唾(つば)が溜まった!』とか、『唾が垂れて来た!』などと言っている生徒さんもいらっしゃいますが、

正確に言うと、『唾』ではありません。(・∀・)

そんなに大量の唾が垂れて来る事って、まずありません(*´ω`)

口から吐き出される息は生暖かく、水蒸気を結構含んでいます。

寒い日に『はぁーーーー』っと息を吐くと、白い蒸気が見えますね。

寒い日でなくとも、口から息を吐くと、この水蒸気が出る訳です。

クラリネットなどの細い管体に息を吹き込むと、管体内部に水蒸気が付着し、軽く湿った状態になる。

それが何度も繰り返される事で水滴となって溜まり、穴から出て来るって訳です。

まぁ理屈は分かりますよね♪

スワブを通してもまたすぐ水滴が溜まって来る事があるのはどうして?

良い質問ですね(笑)(=゚ω゚)ノ

管体内部の水分が溜まってきたら、みなさん、普通はスワブを通しますよね?

※スワブの正しい使い方についてはコチラも見てみてね♪↓↓

スワブを通すだけでは、管体内部の太い筒の内側の水分を取る事しかできません。

キーの丸い穴の中の水滴は、運が良ければスワブを通した時に、一緒に流れて取れる時もあるでしょうが、それでもやはり、完全には取り切れません。

↓クラリネット管体の断面図

私の下手な絵で分かりますかね??( ;∀;)

クラリネットを縦に割った断面図です。

スワブを通すと、管体の内側に付いている、『次にキーの穴から出てくる水滴予備軍』は、取り除くことができます。

ですので、まずはスワブを通す事、これは重要です。

しかしこれだけでは、上のキーの穴の所に溜まった水滴は、スワブを通してもなかなか取れない事もしばしば( ̄∀ ̄)

↑の図を見て頂くと、それが分かるかと思います。

こういう時に、クリーニングペーパーを使いますよね。

キーの間にクリーニングペーパーを挟んで水滴を吸わせる

これはこれで良いのです。

スワブを通す→クリーニングペーパーで吸わせる

今回はこれにプラスαの作業をする事で、スワブやクリーニングペーパーでは取り切れない水滴を完全にキーの穴から取り除く方法をお伝えしますよ(*´ω`)

キーの穴の中の水滴を完全に追い出す方法!

前置き長かったですかね(*_*; 毎度すみません。。

これから紹介するやり方は、スワブを一度通した後に行ってください。

そうする事で効果(水滴が溜まらない時間)が長持ちします!

水滴が比較的出やすい、上管を例に説明します♪

同じ要領で下管も出来ますが、あんまり必要になる機会も無いかなと思います(・∀・)

ステップ1

①↑写真の上の赤丸の様に、左手はキーの穴を全てふさぎます

小指以外の指で穴を全てふさぎます。

②↑写真の下の赤丸の様に、右手は下管との接続部の穴(コルク巻いてる所)を隙間なくふさぎます

手のひらの下側の肉厚の所でやるとしっかりと密閉できます。

ステップ2

手はそのままで、今度は↑写真赤丸の樽(バレル)接続部に口を付け、息を吹き込みます。

左手でふさいだキーの穴、右手でふさいだ穴、あと楽器そのものの密閉度がきちんとしていれば、

息を吹き込んでも、密閉されているので息が入って行かないはずです。

楽器を密閉させる事が大切です。

※ここで、『すーーーーっ』とどこかから息漏れするのであれば、穴をふさいでいる手をチェックしてください。

キーが歪んでいたり、タンポンが痛んでいたりなどするとそこから漏れる場合があります。その際はお早目に修理してもらいましょう。

ステップ3

↑写真では口を離してますが、口を付けて息を入れたままの状態にしてください。(息が入って行かないので苦しいと思いますが…)

で、右手の手のひらはしっかりと穴を密閉させつつ、赤丸の様に、右手指でキーを一つ押してみます。

すると…

空気が密閉されていた状態から一気に、↑赤丸のキーの穴から、空気が出ます!

『ぷすーーーっっ!!』と(笑)

これで↑赤丸の箇所のキーの穴の中に溜まっていた水滴は外に出て来ます。

予め、該当のキーにクリーニングペーパーを挟んでおきましょう♪

全体像としては↓の写真の様になります。

まとめ

分かり難いので、もう一度まとめますね。

ポイントは以下の通りです♪

・左手はキーの穴をふさぐ

・右手の手のひらでしっかりと密閉

・上から息を吹き込む

・右手の手のひらでふさいでいる所はそのまま、右手指でキーを一つ押す

これを、押すキーの位置を変えながら一ヵ所ずつ行います。

ちなみに…

↑の様に、キーでふさがれていない所も、同じステップを踏んで、左手の薬指だけ開ければOKです(・∀・)

また、今回の水分を飛ばす方法の他に、さらに、上管の上(樽/バレル側)接続部と上管の下(下巻側)接続部のコルク部分に付いた水滴を、タオルハンカチ等で拭き取るのも、本番前などでは重要です。

・スワブ通す

・今回紹介した方法

・接続部の水分拭き取り

この3つをしっかりやる事で、余計な事を気にせずに、曲に集中出来る環境を作り、良い演奏をなさってくださいね(*´ω`)

今日も応援しています(^^♪

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