練習方法 基本6★連譜の中で、弱い所(指が転ぶ所)を見つける

連譜や、難しい箇所の練習方法、指が速く回るようになる練習を、いくつか紹介してきました。

まだ読んでいない!と言う方はこちら↓からどうぞ♪

練習方法 基本1★連続3回練習
練習方法 基本2★指が回るようになる練習
練習方法 基本3★指が回るようになる練習
練習方法 基本4★薬指を含む運指の練習
練習方法 基本5★指が回るようになる練習

今日は、
『なんか良く分からないけど、テンポを速く吹くと指が転んじゃう(キレイに回らない)』

『ゆっくりならちゃんと出来るから、どうやって練習して良いか分からない』

『リズムを変える練習をしても、どこが弱いのか、何が原因で指が転ぶのかがいまいち分からない』

などと言う時の、問題箇所の発見方法をご紹介します♪

多くある音符の中でどこが弱いのか、的確に詳細に見つける事で、的確で効率的な練習が出来ます。

●どこの音の、どの指が遅いのか

●どこの音の、どの指が早く動きすぎるのか

●どこの音の、どの指を動かす時に、他の指がつられて動いてしまうのか

●どこの音の後だと、どの指の動きが鈍くなるのか

などなど_φ(・_・

ではさっそく( ´ ▽ ` )ノ♪

■ステップ1

出来ない箇所をざっくりと一小節、一拍など、短い塊で、範囲を決める。(長くない方が良い)

■ステップ2

決めた範囲を『ぎりぎり・出・来・な・い・テンポで』吹いてみる。
出来るテンポじゃないですよ?( ̄+ー ̄ )
ぎりぎり出来ないテンポでやってみるんです。
この時の各指の力の入れ具合、頭の回転、どの音をどれ位の意識を持って吹いているのかを、感覚的に瞬時に記憶する。

これは、文章で読んでも、あまりしっくりこないかも知れません。
実際にやってみて下さい。始めは分からなくていいんです。

『感覚を覚える』

と言うのは、より細かい身体の動きを意識したり、身体の感覚を敏感に感じ取れるように、繰り返し繰り返し、意識して行けば、誰でも感覚が研ぎ澄まされてきて、出来る様になります。

人間に備わっている能力なんです。やり続ければ必ず分かる様になります(*^_^*)

■ステップ3

ゆっくりのテンポで、指の力を抜いて、ステップ2で覚えた感覚を、ゆっくりのテンポで再現する。
すると、速く吹いた時に間違う箇所を、どこがどの様に間違うのか、指の動きをそのままゆっくり再現出来るので、どこが弱いのか、何で間違うのかを発見しやすくなります。

苦手な場所が浮き彫りになる感覚です。

ここで大事なのは間違えない様に指に力を入れてコントロールしない事です。
間違っていいので余計な力を抜きましょう

余計な力を入れて音の粒を揃う様に練習しても、変に力が入っている為に、テンポを上げて行った時に、いつか限界が来ます。

また、時間が空いてからまた吹いた時に、また出来なくなっている…と言う事態になる可能性が上がります。

■ステップ4

この力を抜いた、指の強張り(こわばり)がない状態で、ゆっくり、リズムを変える練習練習方法 基本2練習方法 基本3や、分解練習練習方法 基本5などをします。

以上です。

まとめ

すごく速いテンポで吹く所は、あまり1つ1つの音に意識を向けていられません。
なので、指の力も均等で、余計な力が入らない状態で吹いている事が多いと思います。

もしくは、どこか一箇所に、意図せずして、偏った力の入れ加減になってしまっている可能性もあります。

なので、力で支配して、指をコントロールして、ゆっくりのテンポで出来たとしても、結局は、速いテンポでは力のかけ方が変わる為に吹けないのです。

従って、ゆっくりのテンポから、余計な力を抜いて、練習する事が大切なのです。

今まで、力んで吹いていた人は、力を抜いて吹くと、本当に全然指が回らない事がわかり、ガックリくるかも知れません。

でも、そこで負けないで欲しいのです。

その場しのぎの練習より、確実に上達、レベルアップができる方法に、早く移行する事が、今後のクラリネット人生をよりもっと楽しむ事が出来ると思います( ´ ▽ ` )ノ

今回の練習は目に見えない部分、感覚的な所に焦点を当てているので、ちょっと分かりにくかったかも知れませんね。

今すぐは分からなくても、身体をじっくり観察して、感覚を研ぎ澄ませていけば、必ず分かる様になりますよ(=´∀`)人(´∀`=)

その過程を楽しみましょう♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です